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アークテイク製品情報 Vol.7 2012/05/22
お客様各位いつもお世話になっています。 先日の金環日食はご覧になられましたでしょうか? 次は北海道で18年後、今回のように広い範囲で見られるのは300年後ということなので、つい見入ってしまいました。 今回は、水晶発振器の代替ソリューション、MEMS発振器メーカのDiscera社の新製品を紹介します。 Discera(ディセラ)社は米国のMEMSベースのシリコン発振器専業メーカです。 米カリフォルニア大学バークレー校とミシガン大学の共同研究によるMEMSテクノロジーを使った非常に小型なMEMS共振器に、温度補償回路やASICを組み合わせて発振器にしています。 Discera社はMEMS発振器のメリットである、低コスト、短いリードタイム、高信頼性をベースに、水晶発振器に匹敵する性能をもって水晶の置き換えを推進しています。 Discera プロダクト・クローズアップDisceraDiscera社:MEMSベースのシリコン発振器製品ランナップ・現行主流:DSC10xxシリーズ(1MHz~150MHz、±25ppm/±50ppm)・民生市場向け新製品:DSC1001シリーズ(1MHz~150MHz、±10ppm/±25ppm/±50ppm)・通信市場向け高性能:DSC11xxシリーズ(10MHz~425MHz、±15ppm/±25ppm/±50ppm、差動出力、低ノイズ)・DSC11xxの2周波数出力、機能追加バージョン:DSC20xxシリーズ DSC1001/1121は、全温度全電源電圧範囲(-55℃~125℃、1.7V~3.6V)での周波数安定度±10ppmを達成しており、これはXO上位の安定度で、動作温度範囲は一般のTCXOより広くなっています。いずれの製品も工場出荷時に指定の周波数を書き込みますが、ユーザプログラマブルのバージョンも用意されています。 XOの置き換えが可能で、民生品からサーバ、データストレージ、通信機器といった広いアプリケーションに対応します。 発振器は多くのアプリケーションで必須の部品です。 コストやリードタイムも含め、発振器の最適化を検討してみませんか。 |